関大映研のブログ

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KFC Diary

Filmmaking is our Blood

村上文書塾

 どうも。えいけんWEB担当、田村です。
 このブログが前回の更新から2週間空いているのは、僕が先週書くのをさぼったからです。
 いつも僕がブログ書く人を指名してるんですが、僕が書く番になったら、ブログさぼるというね。うへへ。

 このブログは指名制なので、特に書くことが無い人でもブログを書くことを強制されます。
 僕も特に書くことが無いのですが、皆さんも特に書くことが無いなか頑張って書いているので、書かなくてはなりません。
 そこで、今回はえいけん部員がどれだけ頑張ってこのブログを書いているのか紹介しようと思います。
 そのために犠牲になるのが、1回生の村上君です。
 村上君は2ヵ月ほど前に新学期というタイトルでブログを書いてくれたのですが、その冒頭部分がこちら。

1回生の村上です。なんやかんやでもう秋学期が始まりましたね。
ほんとはひと夏の淡くてほろ苦い思い出でも語ろうと思ってましたが、冷静に考えるとそーいうのはなかったような気がするので、夏休みに見た個人的に面白かった映画のお話でもしようと思います。

 いやー、素晴らしい書き出しですね。
 秋学期が始まったという大学生共通の話題から入っていき、ギャグを挟んでの小休止。そこから本題へと入っていきます。流れるような展開ですね。
 では、この素晴らしい書き出しはどのように作られたのでしょうか。
 初稿をご覧ください。

夏休み終わっちゃいましたね。1回生の村上です。
昨日1回生でたこ焼きパーティーしたんで、そのことについて書こうと思ってたんですけど寝る前に見たガンダムAGE の最終回が(主に)悪い意味でショックだったのでほとんど忘れ

 いやー、さすが村上君。初稿からハイレベルです。
 こちらは全体的に出来事が具体的に書かれていますね。ガンダムAGEのくだりは人を選ぶものの、秀逸なネタとして機能していると思います。
 さあ、ここから第2稿を見ていきましょう。初稿がどのように変化するのでしょうか。

夏休みおわちゃいましたね。1回生の村上です。
ひと夏の淡くてほろ苦い恋物語や恐怖体験でも書ければいいんですけど、そういったルートに入るには色々とステータスが足りなかったので、夏休みに見た映画の話でもしたいと思います。(そんなにいっぱいみてないけど)

 いやー、さすが村上君。第2稿ですらこの完成度。
 確定稿と基本的な流れは同じですが、ギャグの部分はゲーム的な価値観を応用したものになっています。最後の部分に謙遜が入るのも憎めません。
 そして、次の第3稿が確定稿となり、最初に載せたものとなっています。
 どうでしたか。何気ない文章にも、実は隠された苦悩があり、その苦悩が積み重なって文章になっているのです。似たようなことは映画にも言えるでしょう。

 では、最後に無断で没文章を使われてしまった村上君に悪いので、村上君の撮っている映画の宣伝をします。
 村上君は『恐怖! ヌメヌメエイリアンの侵略』というSF映画を撮影中です。このヌメヌメを再現するために、村上監督は大量のローションを使用しています。おそらく関西大学映画研究部史上最高のローション使用量を誇ると思われます。
 村上監督が自信を持って送るローションムービー、『恐怖! ヌメヌメエイリアンの侵略』をよろしくお願いします。