関大映研のブログ

ようこそ関西大学映画研究部のブログへ

KFC Diary

Filmmaking is our Blood

三年間で一番印象に残っていること

こんにちは、本です。

この間、2012年12月8日を持って、私は部を引退致しました。

3年間の活動、そしてなにより充実していた主将としての一年間を送らせていただいたエイケンには感謝の気持ちで一杯です。

 ただひとつ、やり残したことがありまして、それがまあこのブログなんですね。実は2週間程前に僕が指名されてたのですが、なんだかんだと忙殺されており書けませんでした。まあ、WEB担当も前回大分遅れてるみたいなんで怒られないでしょう!本来引退したらブログとかも書かないはずなんですが、心残りになっちゃうのも嫌なんで、季刊誌用に書いた「三年間で一番印象に残っていること」という原稿を少し改変し載せることにしました!これが僕の最後の文章なんで是非読んでくださいね!!そして許してくださいたむらくん!!






「三年間で一番印象に残っていること」





 映研での活動、一分一秒全て印象的であった。




 「FOREVER LOVE(*1)」の撮影や入部間もなくのたこ焼きパーティ(*2)、最初の上映会で先輩の作品を見て楽しんだこと、その打ち上げの飲み会でぐでぐでに潰れOBさんにお世話になったこと、合宿で先輩の飲みっぷりを見て憧れたり、自分の初めての撮影でカメラを持ってわくわくし編集をしながらどきどきしたこと、自分が最上回になっての春合宿では酔い潰れた後トイレで裸でうずくまって朝を迎えたこと(*3)、なんだか飲み会の印象ばっかりになってしまっているけれど、とりわけ印象に残った出来事を書かねばならない。しかも吐いた潰れたではなく、綺麗な印象のヤツ。






 ということでごく最近ではあるが一番印象に残っているできごと、それは学園祭上映会である。
我ら映画研究部は学園祭においても上映会を行った。
これまでに作った作品と新しく製作した作品を織り交ぜた上映会。
以前までであれば2日間のみ開催していたが今回は4日間開催した。

 僕が入った頃から映画研究部では上映会での来場者人数300人を目標としていた。
しかし実際には200人すら達成することが稀であり300人とは夢のような数字であった。
口にはするものの心のどこかでは無理なんだろうと思いながら行う上映会。
とりあえずその数字を言っておく、形式だけの目標となっていた。
自分たちの代でそれを覆そうと腹を決めた昨年の冬の幹部会議。

 そして300と言う数字を目指し、学園祭上映会当日。
なんと1日目にして150人を越える来場者を記録。
大きく目立つKUシンフォニーホールで行ったから、ということもあるがこれは、いけるんじゃないか。と、誰もが思った。

 俄然情宣にも力が入った。
だが2日目は50人ほど。少し怖くなる数字。昨日の人数が嘘のよう。
会場が変わったからという言い逃れもできる。
しかし、そんなことを言っているようでは300人なんてまたただの夢になる。
みんなで気を引き締め翌日に備えた。幸い翌日は土曜日。
ここが踏ん張り時だと考えた。

 そして3日目。333人。333人である。
達成したのだ。
夢とまで言われた300人を。しかも3が3つ揃って綺麗。

 感激し、僕は満足した。いや実際には満足してしまいそうになった。と言うべきか。
このとき僕に後輩が言ったのだ。
「これは400人行くしかないでしょ」
その言葉は力強く、跳びはねるようで、まだ目も輝いていた。
こんなに素晴らしい部員を持つことができて、なんてしあわせなのだろうと僕は感じ、そして答えた。
「もちろん400行くで!」

 最終日。本来予定していた終了時間の時点で、400人は達成できていなかった。たしか380人程だったか。
さすがに400人は厳しいか。でもまあ300人は達成できたしな。
なんてことが脳裏によぎった時、後輩がまた言う。
「もっとしたい。プログラムがもう一つ分あれば。」
その一声もあり急遽であったがプログラムを増やしギリギリの時間まで上映会を行うことに決定した。
本来であればビラに載ってない上映などしないのだが、今回はやるしかないと思った。
そして最後の1時間、文句も言わず、むしろやりたいと言わんばかりに誰もが全力でそれぞれの仕事を行ってくれた。

 結果、405人。
もう、最高の気持ちだった。
300人を大いに上回り400人という数字を達成したのだ。
これ以上の経験がこれからの人生であるだろうか。それくらい、嬉しかった。
この機会に部長をすることができて、本当に良かったと思う。
最高の部員に最高の経験をさせてもらった。
上映会に来て頂いたお客様含め、部員皆に対しても又、本当にありがとうの気持ちでいっぱいである。
まさに関謝祭toALL(*4)。

これからの映画研究部も、何卒よろしくお願い致します。


*1:古川夢桃監督の映画研究部初作品。処女作だが短時間のMVであるため、監督の意志に関わらず様々な上映会で上映されるという恥辱を古川監督は受けている。
*2:新入生歓迎の意も込めてOBさんの家でOBさん抜きで行われたパーティ。このときネギを持ったらネギの似合う男認定されるという恥辱を受けた。
*3:トイレの鍵を閉めていたのに途中で鍵を開けられたらしく、何も知らない一回生が用を足そうと扉を開けた結果、裸で寝ているところを見られるという恥辱を受け(ry。
*4:今年の学園祭の標語。いいこと言おうとしているのはわかるがいまいち伝わりにくいと評判であった。僕も馬鹿にしていた。実行委員に関大がt(ry


冬季作品展終わり