関大映研のブログ

ようこそ関西大学映画研究部のブログへ

KFC Diary

Filmmaking is our Blood

ゴールデンウイークなんて陽の当たる側が考えたかのような言い方はしたくないんです。祝日が連なるからといってアクティブにはならないですし混雑を理由に引きこもることが肯定される気さえします。普段の週末より動かない日々は眩しくない。東京駅や江ノ島で身動きできなくなった側のように輝いていない。だからゴールデンなんておこがましい。

大型連休いかがお過ごしでしたか

関西大学は祝日も授業日とする非人道的な選択をすることがあります。そのためカレンダー通りに休めるとは限らないのですが、今年は5月3日から5日までの祝日は休講日となり一安心です。

 

大型連休となると特別感と時間があるので何かをしようと意気込みますが、想定の何倍もあっという間で結局何もできなかったなんてなることがしばしば。そんな後悔はしたくないと決心した私はこのブログの研究をすることにしました。

 

最新の投稿もあわせ266本もの全てに目を通すわけにはいかなかったため目を引くタイトルをピックアップ。100本以上は目を通せました。大型連休中に世界で1番映研ブログを読んだ人になれたことでしょう。

 

この関大映研のブログは全身のFC2時代も含めると16年の歴史がありました。記念すべき初投稿の内容はピクニック撮影会に行った報告でした。

この時期の投稿はツイートのような短文に写真1枚という構成が目立ちます。Twitterのアカウントは2010年にできているので簡単な報告と拡散にはブログを使っていたのかもしれません。

そして驚くべきは2012〜2014年の更新頻度です。週一ペースでの更新が続いており映研のTwitterより活発です。それに内容も考え込まれたものが多く恐るべきブログ力です。この時期は執筆を部員が持ち回りでやっていたようです。部員全員、一回はブログを書いているかもしれません。今では考えられない積極性です。

しかしそれ以降更新頻度は落ち、2021年は1本も更新されてないのです。繋がれてきたバトンが落とされてしまったことを残念に思います。歴史の一端を担う者としてブログを充実したものにしたいと決意を改めることができました。

 

ではこのブログは16年もの間、何を繋いできたのでしょうか。私は「おもしろいと思うものを作る」という熱意だと思います。16年もあるとブログに求められる役割や活動内容、トレンドに社会情勢など様々な変化があります。流行病の影響なのか最近は活動への積極性やマニアックな要素がこの部活から失われていると思います。それでも自作の作品を載せたりブログを映像にしてみたり、時にサメ映画の研究をしたり趣味の話をしたりと周りの評価は関係なしに多様な表現がいつの時代も残されてきました。おもしろいと"思われる"ものではなくおもしろいと"思う"もの、これが日常を劇場にしているのだと気づきました。

SNSはどうしてもバズを意識してしまうものです。それが評価の形であるので仕方のないことですが、バズりやすいものはある程度決まっています。議論の余地があるもの、エモいもの、動物もの、このような食いつかれやすいテーマに囚われずブログ担当の愛を文書にできる雰囲気を残すことが今必要とされる役割かもしれません。

 

私は時代が伝わるブログが好きです。アイドルの例としてAKBやももクロが挙がる時代もあれば乃木坂を挙げる時もありました。16年前に乃木坂は存在していないですし移り変わりが早いのでアイドルネタは時代を写す鏡となりえます。今回のタイトルは元乃木坂46齋藤飛鳥さんのブログを意識してつけました。彼女がこれほど卑屈なタイトルを付けていたかと言われると違う気もしますが分かる人には分かることでしょう。16年後に「誰だよ」とツッコまれることを期待しております。

 

ブログで一発大当たりしてみたい。

今回のお相手は配当ワズカでした。

またお会いしましょう!バイバイ!