関大映研のブログ

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KFC Diary

Filmmaking is our Blood

スクリーム

こんばんわ〜、2回生の小幡です。
本格的に夏が近づいて来ましたね、暑さに苦しんだらホラー映画がいいですよ。
そんなわけで、今回は「スクリーム」を紹介したいと思います。

 
 舞台はカリフォルニアのウッズボローという田舎町。
 ある夜、家に1人でいた女子高生に、見知らぬ男から不審な電話がかかってくる。男は今何をしているのかとか、好きな映画は何かとか他愛もない会話をしてくる。ただのイタズラだと思い電話を切ろうとするが、何度切っても男は執拗に彼女に電話をかけて話をしようする。そうして、徐々に男は恐ろしい本性を見せ始め、彼女に「クイズに答えられなかったら、お前の恋人を殺す」と脅迫。家の庭の電気を付けるとなんとそこには彼女の恋人がイスに縛られていた。パニックに陥った彼女は、犯人を止めることはできずに恋人は無惨に殺されてしまう。すると、死神のマスクをした謎の殺人鬼が彼女の前に現れ、ナイフを持って襲いかかって来る。必死で逃げようとする彼女だが、結局殺人鬼に捕まり内臓えぐられて殺されてしまう。
 実は1年前にもこのような残酷な殺人事件が起きており、殺された高校生らと同じ学校に通うシドニーの母親もレイプされ惨殺されるという悲劇があったのだ。そして、シドニーにもあの不気味な電話がかかってくる。果たして2つの事件の関連は、シドニーの運命は……


 とまあ、物語の冒頭はこんな感じです。襲って来るのは幽霊でも悪魔でもなく人間です。サスペンスホラーってやつですね。ただ、この映画に限って言えば「サスペンスホラーコメディ」とでも言った方が正解でしょう。この物語に出て来る殺人鬼ですが、そのドジっ子ぶりが笑えます。殺人鬼は本気で殺そうと追いかけて来るのですが、何か物を投げられて反撃されたり、開いたドアに頭ぶつけたり、走ってて普通にずっこけたりします。それでも必死にターゲットを追い続けるんですが、どこかシュールなんですよね。登場人物も個性的で、また他の映画のネタとかもちょくちょく出てきたりしてそれもまた面白いです。しかし、ホラー独特のスリル要素十分に備わっています。僕も何度かビビッて叫びました。特にラストの展開には驚かされました。犯人が誰なのか予想しながら見るといいですよ。

グロシーンもほとんどないし、ホラーやスプラッタが苦手な人でも楽しんで見れる作品だと思います。