関大映研のブログ

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KFC Diary

Filmmaking is our Blood

そんなことよりアイマスとラブライブ!の話しようぜ!

皆さんこんばんは。
関西大学映画研究部三回生、二名存在する副部長の片割れやってます、廣田です。

新学期が始まってしまいましたね。
在校生にとっては憂鬱な物ですが、新入生の皆様には関係ないですね。
結構経ちましたがご入学おめでとうございます。
これから巻き起こるであろう単位の心配も今はなく、新生活で手一杯。そんな1回生の皆はまだ希望に満ち溢れているであろうと思います……そうだよね?そうであってくれ。
ブログを書くに当たって部活の紹介でもやってみようかと思いましたが、我らが部長が先にやってくれてましたね。
……前で結構説明しちゃってるから書くことねぇな。
というわけで、タイトルの通りアイマスラブライブ!の話します。

最初に言いましょう、僕はアイドルマスターが好きです。
一方、ここ最近のアニメ見てる層はラブライブ!を推してますね。
僕も嫌いでは無いですが、如何せんアイマスへの思い入れが強くて無駄にディスりが入る傾向がありまして、部室内でもいらん話を巻き起こすことがしばしばです。
僕らだけではなく、インターネット、現実世界の各所でこの対立は起こっており、時折無駄な煽り合いが頻発します。
しかし、根幹に戻るとどちらもアイドル物のアニメ・ゲーム。知らん奴にとっては本当にどうでも宜しい話です。
では、そもそもアイマスラブライブ!の違いってなんでしょね?


……間違えた。



アイドルマスターの初出は2002年のアーケードゲームです。
ジャンルは「アイドルプロデュース体験ゲーム」
9人のアイドルから1人選んで自分の好みにステータスを伸ばし、全国対戦で自分のキャラを競わせ、500円玉を筐体に落としこんでいく。
そんなゲームでした。
そしてグラフィック向上や新キャラを突っ込んだ家庭版がXbox360に移植され、Youtubeニコニコ動画などの動画サイトの発展途上期だったことからのプレイ動画の拡散などでメジャーとなっていきました。
ゲーム、そして2011年に放映されたアニメ版で描写されているのは「アイドルとしてどうたるか」ということです。
主要登場人物であるアイドルたちは「事務所に所属したアイドル」として、既に社会に出た立ち位置として確立されています。
彼女たちにはこの世界に入ってきた「動機」があります。しかし、仕事をしているからといってもほとんどは未成年の女の子なわけですから、まだまだその「動機」というものは曖昧なまま。
その「私達はこうありたい」という願いや「アイドルという職業として、どう振る舞うべきなのか」という悩みがどこへ向かうのかを自ら確かめていくのがアイドルマスターの魅力であるとも言えるのです。
「アイドル一人選んで頂点目指す」スタンスはソーシャルゲーム市場に稼ぎの場を移した後も続いています。
自分が選んだ「ぼくだけの●●」と共にトップアイドルを目指し、金を湯水のごとく落として頂上へと駆け上がる。
……まぁ、バンダイナムコの思い通りと言っちゃそれまでなんですけどね。
ともかくファンを見てみると、アイドルマスターのファンというのは、アイドルを応援するというよりもプロデューサーとして「共に戦う」というスタンスでいることが多いような気がします。

一方ラブライブ!は、2009年に始まった雑誌企画が段々大きくなっていき、アニメで人気が爆発したという、かなり地道な努力を続けてきた結果の作品です。
こちらは、雑誌企画であるというのを利用して、メインキャラクターの情報を小出しに公開していったのが特徴で、それと同時に読者参加型企画によるユニット内でのミニユニットのメンバー構成の決定など、ユーザーの声を積極的に取り入れて行ったのが魅力となっています。
そしてアニメ版は、昨今のアニメにて流行りであった「部活物」と万人に受ける「スポ根物」の要素を入れ、更には課金せずともやりこめる音ゲースマホから配信することにより、一般受けも良く大ヒットしたわけです。
アニメ版の設定に則って個人的な意見を言わせていただくと、ラブライブ!の魅力というのは「王道」であると思うのです。
アイドルマスターと比べて、ラブライブ!の主役たるμ'sは、職業でも何でもありません。ただの部活道です。
しかし、「部活で有名になって廃校を止める」という確固たる目標があり、それに向けて自分達で努力し、励まし合い、ゴールへと向かう。そう、ラブライブ!には確固たる終わりがあります。
その「終わり」に向けての単純明快青春上等まっしぐらな展開を可能とする「部活物」というジャンルを徹底したからこそ、支持を得た。
そんな気がします。
こちらのファンはアイマスと違い、完全なファンとして作品に関わっていることが多いような印象です。
「プロデュース」ではなく「推し」としてキャラを応援する立場からのファン。そんな形になっているような気がします。

「アイドルとしての私」を求め踊るのか、「部活動としてのアイドル」を完徹するため踊るのか。
「共に戦う」か「外様から見守る」か。
どっちだっていいのです。方向違えど、やってることは同じなんだから。
……いや、まぁ「可愛いキャラが踊るのがいい」って言われたらそれまでですが。


と、ともかく。
映画研究部にも、映画を自分から作っていく、創作に真っ向勝負を挑む人間もいます。
そこに触れなくとも、何かできるのではないかと外様から別の道を模索する人間もいます。
とにかく映画を見て忌憚なき感想を言いまくる人間もいます。
いろんな人間がいますが、方向は違っても、やってることは同じです。
僕はそんなこの場所がとても好きなのです。
……何よりこんなこじつけに近いアホなことを書いても許されるような場所な訳で。
もしも暇だったなら、部室に来ていただけると映画、アニメ、音楽その他様々な会話が色んな方向から繰り広げられるカオス空間となっているので面白いと思います。
いつでも待ってますね!
さて、今回は怒られる前にこの辺にしておきましょう。
とりあえず「バードマン」と「セッション」見なきゃなぁ。