関大映研のブログ

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KFC Diary

Filmmaking is our Blood

『ボヘミアン・ラプソディ』の試写会に行ってきました!

どうも映画研究部2回の大矢です。

今回は来るべき10月30日。同じく映研2回の中島と映画『ボヘミアン・ラプソディ』の試写会に行ってきたので、その感想を書いていきたいと思います!

 

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http://www.foxmovies-jp.com/bohemianrhapsody/より拝借

 

映画『ボヘミアン・ラプソディ』とは

本作は伝説的ロックバンド”クイーン”とそのボーカル"フレディ・マーキュリー"さんの活躍を波乱万丈に描いた作品。

誰しも聞いたことのある多くの名曲と、ロックに生きた男たちの栄光と挫折に涙する感動の音楽伝記映画です。

実は製作の過程で主役が二転三転と変更になったり、監督が現場をボイコットしたりと紆余曲折があったそうですが、企画が明らかになって約8年ついに公開されることになりました。

 

詳しい経緯は僕の敬愛するこれらのサイトに書いてあります↓

www.ciamovienews.com

www.cinematoday.jp

 

いざ、映画館へ。

というわけで、今回は初めてイオンシネマ茨木に行くことに...。

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滲み出る一昔前の近未来感。笑

うぉー!!

僕の近隣にはイオンシネマがないので、こんな場所だったのかという驚き...。

古くて新しいというべきか?

ユニバのオープン当初からあるアトラクションのような何とも言えないPOPな色合いが、今見ると逆に斬新でした!笑

cinema.aeoncinema.com

 

というわけで、受付で試写状とチケットを交換してもらい、準備は万端!

この頃の時間は16:00過ぎ。

しかし、上映は18:30~

ありゃりゃ、気持ちが走りすぎて上映まで2時間半空いてしまいました。失敬、失敬。

というわけで、とりあえず、イオンモールにあるフードコートで腹ごしらえをすることに...。

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思いのほか、綺麗で大きかったフードコート

自分は朝ごはんと昼ごはんをあまり食べておらず、お腹が空いていたので「リンガーハット」で「まぜ辛めん」の大盛りを食べることにしました!

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リンガーハット」の「まぜ辛めん」

まぜ"辛"と言いつつも、辛いソースは、あとがけだったので、そこまで辛くなく、そぼろのようなお肉が空腹にぴったりな満腹飯でした!いや~、本当に美味しかった、美味しかった!!

おっと、気づいたら、ただの食レポになってしまった。笑

www.ringerhut.jp

 

と、そんなこんなで、時間をつぶしているといい感じに上映時間30分前になったので、映画館に戻ることに...。

「そろそろ、開場かな~」と思っていると、なんと入場口の横に『レディ・プレイヤー・ワン』でも登場したATARIの『PONG!』が…!

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これはテンション上がるでしょ...。

「なぜ、ここに?!」と思いつつ、火が点いてしまった僕は「これはやるしかねぇ...」と1ゲーム100円でプレイすることになったのですが、結果は10:5で負けでした。笑

おっと、どうでもいいことを書きすぎました。この後はしっかり、映画の感想書きます。

いざ、入場口へ!

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やはり入場口にも時代を感じる

 

ボヘミアン・ラプソディ』感想

てなわけで、鑑賞することになった本編。物語は予告編のイメージとはかけ離れた意外なOPから始まります。

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予告編より

まるで死の直前、死刑台へと向かう囚人のように荷物を整理し、一人で”あるライブ”へと向かうフレディ・マーキュリーさん。その姿は、死刑台へ向かう男の心情を歌ったと言われる表題曲『ボヘミアン・ラプソディ』とも重なります。

このシーン、観賞後に改めて考えると"孤独"という本作のテーマの一つを見事に表現した名場面で、終盤にも再登場する重要なシーンなのですが、OPと終盤では”ある違い”があります。

それは本編を見てのお楽しみですが、終盤になるにつれ、作品のテーマが少しづつ変容していくところ、そして、それに則してそのシーンがどう変わったのかにも注目していただきたいですね。

 

ところで本作。予告編ではさも”クイーン”や”フレディ・マーキュリー”さんの楽しそうな姿が登場しますが、本作で描かれるのはそれだけではありません。むしろ、しっかりと苦悩や挫折を描いているのが素晴らしいところ。

LGBTQ問題が重要視されている今だからこそ描くべき"バイセクシュアル"としてのフレディ・マーキュリーさんの姿や、スターならではの孤独、そして、エンターテイナーとしての重圧などなど、

本作は同じく20世紀FOXが製作し、大ヒットを記録した『グレイテスト・ショーマン』の後釜を狙っているという噂も聞きますが、そこにはなかった説得力が確かにありました。

 

そして、なんといってもクライマックス圧巻の21分。

正直、正統派な伝記映画として名曲の数々が手際よく使われていく序盤には、少し物足りなさを感じていたのですが、それも全て"大いなる前振り"だったのではないかと思えるほどの素晴しいラスト。

苦悩や困難をしっかり描いたからこそ盛り上がる最高の展開には、涙が止まりませんでした...。

 

映画というものは、「たとえ粗削りでも伝えたいメッセージや最高の瞬間があり、人の心を揺れ動かすことができれば名作」という価値観を持っている筆者ですが、この映画を観ると、それはフレディ・マーキュリーさんの人生にも重なるように感じました。

エンターテイナーとして生き、エンターテイナーとして悩み、エンターテイナーとして死ぬ。

そんな彼の姿は、今の私たちが観ても心に響くはず。

 

映画館であまり映画を観ない人にこそ、

今年最後、ぜひ観に行ってほしい新たなる音楽映画の大傑作。

 

もし、余裕のある方は音響が素晴らしいお近くのIMAXシアターDolby-ATOMOS対応劇場での鑑賞をオススメします!!

 

関大生には、こちらの2劇場がオススメ!!

IMAX対応

109cinemas.net

Dolby-ATOMOS対応

hlo.tohotheater.jp

 

 



2018年夏合宿のご報告!

 

映画とは何か...?

 

どうも、

最初に少し真面目な問いを突きつけることで、

ブログの更新をさぼっていた事実を忘れさせようとした

大映研2回・大矢です。σ(^_^;)

 

それはさておき、(←切り替えが極端に早い)

今回は折角なので、9月10日~12日に行った合宿の報告をしておこうかと...。

(ほとんどの写真が携帯で撮っているため、去年ほど画像はキレイではないです...。悪しからず)

 

まず、映画研究部の合宿って、何をするの?

と疑問に思っている方のために、今回の活動内容をざっくりと説明しておきますね。

 

・映画的教養の向上

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・基礎体力の向上

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・持久力の向上

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・脚力の強化

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・町の人との交流

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とこんな感じでしょうか。

少しずつ、おかしくなってないか?

 

てな感じで、

今回の合宿先は香川県

数年前、うどん県という新たな名前でPRをおこない、話題にもなりましたよね。

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旅先では早速こんなところも。

(にじみ出る政治色。笑)

 

実は二十四の瞳『世界の中心で愛を叫ぶ』『八日目の蝉』など、

邦画のロケ地として、よく使われた県でもあります。

知ったのが合宿の後だったのでどこのロケ地にも結局行けなかったという。一体、何を研究してるんだ。(笑)

 

ではここからはさらに詳しく

1日目から紹介していきます。

 

まず、着いたのが

FamilyMart

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あ、間違えた。

なんで、こんな写真撮ったんだ。おまけに空模様めっちゃ悪いし。

 

まず、最初に着いたのが

高松駅!!

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ここから、僕たちの旅が始まりました。

 

というわけで、1日目の行動範囲は高松駅周辺!

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(駅前で出迎えてくれた謎のキャラクター。どうやら、青鬼がモチーフのようです)

 

着いたのがお昼過ぎだったので、そそくさと宿にチェックインして、

早速お昼ごはんを食べることに...。

 

というわけで、せっかく香川に来たので、もちろんうどんを食します。

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訪れたのは、ざるうどんの宗家 川さん

年季の入ったキッチンが印象的でしたが、お腹が空いていたというのもあり、

普通においしかったです!

ただ、丸亀製麺の熱狂的信者である自分としては、倍ほどの値段に少しビックリしましたけどね。(笑)

 

その後、いったん、宿に戻って休憩することに...。

で、まぁ、合宿の空き時間ですし、トランプや人狼ゲームをしていたのですが、

途中で飽きたので、映画の本を読んだり、イナズマイレブン研究をしたり、DVDババ抜きをすることにしました。

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映画の本を読む、1回生・小松

 

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イナズマイレブンについて指導する筆者と、それを真剣に聞く小松

 

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 DVDババ抜きのババは『キス我慢選手権THE MOVIE』

※使用しているDVDはレンタル落ち商品です。

 

そして、晩御飯は骨付き鳥で有名という

一鶴さんへ!!

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これがまた食べ応え抜群のお肉で、なかなか噛み切れない。(笑)

しかも、相当塩辛いので、

ある部員は「これ一回、海水つけてるよね」と言う始末。(笑)

まぁ何はともあれ、うまかったので良し!!

 

あ、ちなみに、

帰り道を歩いていたら、こんなお店も...!

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 関大前メロンパン屋!?

ここ、チェーン店だったんですね...。

さすがに買って食べる余裕はありませんでしたが、

今回の合宿で一番の発見でした!

もっとあるだろ。(笑)

 

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あ、そういや、『てふてふ夫人(蝶々夫人)』の作者・プッチーニと記念撮影している様子を盗撮されました...。

 

というわけで、

2日目へ!

 

 まずは朝、体力づくりこそ映画研究の基盤だということで走り込みをすることに。

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まぁ、本当に撮ったの1日目の休憩時間なんですけどね。

 

2日目の主な行動範囲は小豆島!

 

フェリー乗り場から、

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さぁ、いよいよ小豆島へ!!f:id:kandaieiga:20180930233250j:plain

 

さよなら、高松。

(すぐ、戻ってくるけど...。) 

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「無限の彼方へ、さぁ行くぞ!」「……。」

 

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 なんだか、合宿っぽくなってきました。

 

そして、到着!!

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島のモニュメントが、

ドクター・ストレンジっぽくて、つい...。(笑)

 

※イメージ図

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Doctor Strange Official Trailer 2 https://youtu.be/HSzx-zryEgM YouTubeさんから 

 

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今回は、おのおのが自分たちの行きたいエリアにあわせ、2~3つのグループに分かれ、別行動をすることに。

 

運転免許保持者がいた3回生グループはレンタカーを使い、

小豆島オリーブ公園と醤油のマルキン記念館へ...。

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レンタカーのお店の看板を注意深くみると、シビアな現実が...。

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「もっと もっと 小豆島 来てね!!」

 

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小豆島オリーブ公園にて。絶景ですね...。

 

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マルキン記念館にて。いや~、合宿っぽいですね。(本日、2度目)

 

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合宿で肉体労働をさせられる男...。

 

 一方、その頃、筆者は...?

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海に思いを馳せていたのであった...。

 

というわけで海に行くため、わざわざ水着でやってきたのに、浜辺という浜辺はなく、

数十分間、町をブラブラすることに...。

 

と、そんなこんなでたどり着いたのが...、

エンジェルロード!!

 

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改めてみると、すっごい画になりますね...。

 

本来は潮の満ち引きの関係で渡ることはできないと言われていたエンジェルロードでしたが、何と運の良いことに見事に道が開かれていました!

 

 

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うぉ~!合宿っぽい!!←語彙力の欠如(笑)

 

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というわけで、居ても立っても居られなくなり、腕立て伏せをしました...。

 

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帰り道に遭遇した犬の置物。どことなく哀愁が...。

 

ちなみに、部員の中には直島に行った強者もいました。(笑)

 

 

その後、ことでん(ローカル電車)にのって、今回の宿に向かうことになったのですが揺れがスゴい。笑

あまりにも揺れすぎて、ロデオマシーンの様になっていたのですが、地元の人は平然としていて、驚愕でしたね...。

 

僕は一人でさながら『カンナムスタイル』みたいになっていたのですが...。

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 PSY - GANGNAM STYLE(강남스타일) M/V https://youtu.be/9bZkp7q19f0

YouTubeさんから

 

駅に到着...。

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まぁ、そんなこんなで、宿に着きまして、この宿がまたすごい!!

泊まったのは琴参閣さん。

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でかすぎて、写真に入りきりません。

 

入り口にロボットのpepperくんがいるわ、

中が要塞のように広いわで、テンションが急激に上がりました!

そして、何といっても晩飯が美味い!!

刺身や茶碗蒸しといった上品な料理は大学生にとって貴重なご馳走で、本当に感動しました。

余談ですが、料理を持ってきてくれた外国の方が、どうやら自分たちと同世代、しかも海外の留学生だったようで言葉の簡単に通じない異国の地で頑張る彼の姿に勇気をもらいました。(突然、真面目な話するヤツ。)

 

その後、「せっかくの合宿だから」と夜の街を散歩することになりまして...、

部員が撮った写真が中々良かったので、それで2日目を締めくくることにします。

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琴参閣といい、この写真といい、ガッタガタやないか。

 

 

 では、いよいよ最終日へ。

 

先ほど、琴参閣 さんが、とにかくすごいといいましたが、

この宿、朝ご飯もすごい!!

和食から洋食パンからデザートまで、あらゆるメニューが食べ放題

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大食いの筆者は1時間30分をかけ、

ごはんを3杯、(パン・デザートを除く)全てのおかずを食べつくしました。

これはマジで最高の朝食でしたね!!

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(食べ過ぎて、昼飯のうどんで死にそうになったのは、ここだけの話...。)

 

おっと、失礼しました。

いつの間にか、軽めの食べログになっていました...。

 

というわけで、最終日の行動範囲は、

琴参閣周辺!

 

実は宿の近くにはこんぴらさんこと

金刀比羅宮という神社がございまして、部員一同で歩いていくことに...。

 

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しかし、それが悪夢の始まりでした...。

 

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待ち受けていたのは、果てしない階段...。


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何とか、登ってきた部員たち。

 

 

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そこには、なぜか白い馬が...。

 

ということで、あまりにも疲れすぎたので、頂上まで登ることは断念。

その近くにあった施設・海の科学館へ行くことに...。

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で、ここがまた面白い施設で、船のヴァーチャルシミュレーターや、

時代を感じる昔ながらの船のラジコン、そして、当時のVFXをふんだんに使った貴重なサイケデリックな映像作品など、大人450円の入場料にしては、中々コスパの良い貴重な経験ができました...。

 

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 お立ち寄りの際は是非!

 

ちなみに、この後、余った時間で酒造りに関する資料館金陵の郷に行ったのですが、写真を撮り忘れていて、こんなものしかありませんでした。

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どうか、これで勘弁してください。

 

と、こんな感じで最終日は終了!!

最後に、こんぴらさんに登ったときに撮った集合写真を挙げておきます。

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三日間という短い時間でしたが、

いつもとは違う場所いつもとは違う景色で、新たな経験をたくさん積んだ今回の合宿

各々がこの経験から得たものを糧に、

これからの創作活動に臨んでいきたいと

思います。

みんな、がんばりました!

 

最後に告知です。

次回の上映会は11月1日から行われる

学園祭!

はたして、今年はどんな作品が登場するのか!?

意欲作だらけの上映会、皆様のご来場、部員一同心からお待ちしております!

 

 

 

 

 

P.S

あ、そういえば、最初に映画とは何かという問いかけをしましたが、

僕の答えはズバリフィクションであることです。

いや、誰も答え求めてない。(笑)

 

ドキュメンタリーだって、実話を基にした作品だって、事実の切り取り方が違うだけでフィクションになってしまうのでは...。

そういうわけで、今回の記事には多少のフィクションを盛り込んでみました。

 

どこが事実でどこがフィクションだったのか...。

気になった方は、是非、お近くの映研部員までお尋ねください...。

 

 

ブログ更新についてのお詫び。

176日

この数字が何か分かりますか...?

 

おっと、名乗り遅れました!

初めまして、

映画研究部新2年生の大矢と申します。

 

「お前、誰だよ。」

「前の記事で言ってたダンケルク大好き人間はどこだ。」

と思ってる方々、申し訳ございません。

これからは、僕もちょくちょく記事を書こうと思っています。

どうか温かい目で見守ってください。 

 

あ、ところで、

最初に言っていた数字、何か、お分かりになられましたでしょうか?

 

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そう、前回の記事から、176日間もブログを放置していたんです...。

本当に申し訳ございませんでした!!!

うわ~、絶対、前部長怒ってるわ~。

twitterで叩かれるわ~。

 

というわけで、これからは真面目にブログも更新しようと思っております!

まだまだ、拙い文章ではありますが、

新体制になった本ブログも、どうか応援よろしくお願いいたします!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

終わった話、始まる話

こんにちは 部長です 

むしゃくしゃするのでブログを書きます。

1400字くらい書いた下書きがあったんですが、面白くなかったので簡潔に書いていきます。

 

まず、11月2日〜5日で学園祭に合わせた「自主制作映画無料上映会」を開催しました。最初来場者数に苦しみましたが、最終的には500人以上の方にご来場頂くことができ個人的にはかなり満足しています。その他の問題といえばそれはそれで多々ありますが、少人数になったこの現状で出来る限りのことができましたし、4日程終了時には一致団結を感じましたので、とてもいい学園祭だったなと思いました。

たくさんのOB・OGさんも来て頂き本当にありがとうございました。いつもOBさんの作品ばかり流してすいません。次の上映会くらいからはできるだけ現役の作品のみを上映していければいいなと思っています。

また、関学からも見に来てもらえて嬉しかったです。来年はいきます。

 

続いては「第6回関西学生映画祭」です。僕は今年副委員長として参加し、当日までの雑務と、当日の機材操作を受け持ちました。

参加3年目にして初めてトークセッションにも加わったんですが、ありゃなんだかわからないですね。自分で何言ってるのかよくわからなくなりました。

入選した作品に関しては今年は本当に色んな意味で幅広い作品を選ぶことができ、良いラインナップだったんじゃないかなと思います。iPhoneで撮ったものとか、かたやBlackMagicCinemaCameraで撮ったものとか。DJIのRoninを使ったものとか、3千円くらいのスタビライザーを使ってたりとか。プロの女優さんを起用してたりとか、全員あまり映画に出ない一年生部員を起用したものとか。

作品の長さも去年に比べ全体的に短いものが多く、それが理由なのかわからないですけど、最初に来た人がホールから出ていかない(途中退出が少ない)という状態になりました。去年は30分以上がデフォルトなくらいでしたから、今年はかなりテンポよく上映→トークセッションという流れでした。去年は去年で良作揃いでしたから、去年は去年ですし、今年は今年ですけどね。

ホントにでも全てを学生が運営してるからなのか、年度によって上映される作品の雰囲気がゴロゴロ変わるのは楽しいですね。

 あと本当に毎年お世話になっている十三シアターセブンさん、本当にありがとうございました。僕、この紹介文最高に的確だし、これ以上ないと思うので来年以降もホームページにこのツイートごと載せてもいいですか・・・?(届かぬ思い)

 

というわけでこの11月前半から中頃にかけて、祭りを二つこなした話でした。

 

さて話は変わって後期上映会のお知らせです。

例年なら今頃もう12月いついつ!ってつぶやいてるはずなんですが、の大失態により、今年の後期上映会は「1月」開催です。詳細はまだ詰めれていないんですが、1月の中旬に行います。具体的には成人式が終わって、センター試験が終わるまでの間にやります。

本当にすいません。映画撮ってたらいつの間にか忘れてました。

 

下書きと大差ない面白くなさでしたが、来年以降はダンケルクのレビューを書いた一年生がブログを担当するはずですので、人間味あふれ大変ロジカルなブログになるはずです。乞うご期待

ここがすごいよダンケルク

はじめまして。関大映研1回生の清武です。ダンケルク愛をこじらせ、これ描いちゃった人です。今回ブログ初投稿、頑張ります(. . )

 

ダークナイト3部作、インセプションで世界を魅了して来た鬼才、クリストファー・ノーラン。彼がメガホンを取った最新作ダンケルクが、今年の9月9日に日本にて公開されました。ノーランの世界観のファンであると同時に、本作に謎の英国兵役で出演しているキリアン・マーフィーの大大大ファンである私は、公開前からめちゃめちゃ楽しみにしていた本作。公開日の初回に行ってやる!と意気込んでいたものの、部活の合宿に見事に被り撃沈。ということで、大阪に帰って来た次の日にさっそくエキスポシティの次世代IMAXへ。最高の映画体験をしてまいりました。

今回は、そのレビューということで、いろいろと書いてみようと思います。しっかりとレビューを書くのが初めてであるため、拙い文章になってしまうかと思いますが、ぜひ最後までお付き合いください!ネタバレはあまり書かないように心がけていますが…本作に関しては、どこがネタバレになるかわかりません。鑑賞後にお読みになることをお勧めします。

まず、ダンケルクって?というところから。

第二次世界大戦中の1940年、ドイツ軍に侵攻されたイギリス・フランス軍は、フランス北部のダンケルクに追い込まれます。その数なんと40万人。イギリスのチャーチル首相は、全軍あげての撤退作戦を命じます。ドイツ軍が優位とみられる中、軍艦・漁船・ヨットとあらゆる船舶を使用した史上最大の救出作戦が行われました。この救出作戦こそが「ダンケルクの戦い」。本作は、その作戦の様子を描いたものとなっています。

もちろん賛否両論はあるものの、非常に高い評価を得ている本作。公開から1か月半ほどたった現在でも、エキスポの次世代IMAXで1日3回上映していることからも、その人気ぶりがうかがえます。これを書いている私も無論、大ファンの1人で、結局今まで4回も観に行ってしまいました。全部IMAXで観たので深刻な金欠です。それはさておき、やはり多くの人を惹きつける魅力がある作品であるのは事実。じゃあ、何がそんなにすごいのか。私なりに考えてみました。

1つに、やはり映像の素晴らしさだと思います。ノーラン監督は実写にこだわっていて、本作でもほとんどCGは使われていません。この写真からも分かる通り、実際に海の中で、飛行機のそばで、撮影をしたようです。こんな感じ。

そのため、観客である私たちは、実際にダンケルクの浜辺にいるかのように、スピットファイヤで空を飛んでいるかのように感じることができます。まるで、1人の兵士としてその場にいるかのような感覚を味わえるのです。まさに、究極の臨場感。兵士の足音や息遣いを観る人に届け、ダンケルクの緊張感を再現し、戦う人の目をスクリーンに映し出した。ベタだけど、それが本作のすごさなんじゃないかなぁと思っています。その分、映画を観た後すごく疲れる、けれど、心に響き、残るものはすごく大きいです。

 また、本作は戦争をテーマにしているにもかかわらず、戦争映画ではない、というところにも鍵があるのではないでしょうか。ノーラン監督がインタビューで「私はこの作品を戦争映画だとは思っていない。」と話していることからもわかるように、本作はあくまで、迫る敵から逃げる兵士の姿を描いた“サスペンス映画”なのです。だからこそ私たちは、彼らの運命はどうなるんだろう…という純粋な好奇心を持つことができる。そして、一瞬たりともスクリーンから目が離せなくなる。最後まで映画の世界にどっぷりと浸れるのだと思います。

 そして、もう一つ。本作は、史実を非常に客観的な立場から描いていると感じました。実話を基にした多くの映画は、その実話に対しての作り手側の“意見”があって、その意見を伝えることができるようにストーリーを組み立てていると思います。対してダンケルクは、その“意見”の部分を、観る側に委ねているような気がしました。あえて個々のキャラクターを目立たせず、客観的な立場からダンケルクでの出来事を淡々と描いているという印象。まるでノーラン監督が“こんなことが起こったんだって。あなたはどう考える?”と観客に問いかけているような感じ。もちろん、作り手側としての意見はしっかりあると思うのですが。ただ「面白かった!」で終わらない、観客に“考えさせる”映画だからこそ、深みがあり、多くの人を引きつけるんじゃないかなぁと。また、同時に、監督の謙虚な姿勢も感じさせられます。監督自身は戦争を経験していない、だから、戦場での本当の苦しみや大変さは、私たちと同様にご存知ないのだと思います。そこで決して分かったつもりにならず、「自分はリアルな戦場を知らない、だから、起こったことを描くことに徹する」といういい意味での割り切った姿勢が、作品を通して伝わってきます。個人的には、この謙虚さに非常に惹かれました。

まだまだ書き足りないことはありますが…以上の3点が、ダンケルクの大きな魅力だと思っています。ここまで書いて思うのは、やっぱりノーラン監督すごい。ダンケルクすごい。

ということで、最後に謎の英国兵の話だけさせてください。

私が大好きなキリアン・マーフィー演じる「謎の英国兵」(写真の右の人)。

やっぱりノーラン監督が描くキリアンは癖があってとっても魅力的だなあと、いつも感じさせられます…と、それは置いといて、謎の英国兵は、英語名のshivering soldierという名前からわかるように、戦争の恐怖に震える非常に弱々しい人物として登場します。そのため、部活で本作を鑑賞した際、「キリアンダメじゃん」という感想が多く見受けられました。聞き捨てなりません。いやまあ確かにそうかも知れないけど!謎の英国兵は、ネクタイをしていることからも分かる通り、主人公たちよりは地位が高い兵士だと思われます。

そんな彼が、ダンケルクにてただの震えるショック状態の男になってしまった。その設定から、彼は本作の中で、戦争の怖さや人間の脆さを象徴する存在として位置づけられていると考えられます。そんな彼は、一番人間らしいし、だからこそノーラン監督は、信頼しているキリアンにこの役を任せたんじゃないでしょうか。

 こんな感じで、キャストに注目して観ても面白いダンケルク。1Dのハリーがキャスティングされたことでも話題になりましたね。ノーラン監督が選んだ映画界の精鋭たちが総出演、というところも見所です。

 

と、ここまで長々と感想を書いてきましたが、この辺で終わりにします。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。私が感じたダンケルクの魅力が少しでもお伝えできていれば幸いです。ノーラン監督の傑作であるダンケルク、なんだかんだ言ってすごく単純なストーリーであるからこそ、時代を超えて愛されるのではないでしょうか。これからも何度も見て、いろんなことを考えたい大切な作品です。ブログを書いたらまた映画館に行きたくなってきました。それでは。

 

参考

ジョシュア・レヴィ―ン『ダンケルク』(2017、ハーパーBOOKS)

ダンケルク」特集 クリストファー・ノーラン インタビュー(http://natalie.mu/eiga/pp/dunkirk/page/2

Dunkirk Post: Wrangling Two Large Formats(https://ascmag.com/articles/dunkirk-wrangling-two-large-formats

Wallpaper home (https://wallpapershome.com/movies/drama/dunkirk-army-tom-hardy-cillian-murphy-best-movies-12934.html)

(https://wallpapershome.com/movies/drama/dunkirk-fionn-whitehead-4k-14330.html)

Ciatr 映画『ダンケルク』あらすじ・キャスト【クリストファー・ノーランが描く史実映画!】(https://ciatr.jp/topics/150209

IMDb Cillian Murphy Photos (http://m.imdb.com/name/nm0614165/mediaindex?ref_=m_nm_pv_mi_sm)

IMDb Dunkirk Photos (http://m.imdb.com/title/tt5013056/mediaindex?ref_=m_tt_pv_mi_sm