ここへ来た目的、それは映研部員の生態を観察し、理解を深めることでありました。
私は強いこだわりが無く、想像力に欠けていて、
関西で生まれ育ってきましたが、おもしろいことなんて思い付きません。
その真逆をいくのが映研でした。
彼らはおもしろいものを作る、というよりか、おもしろいと思うものを作っていました。
そして映研が心から大好きで、
各々気持ちをぶつけあう姿、
私にはとてもとてもかっこよく映りました。
特に同期は、ぶっ飛んでるというか…、極端というか…。
2年間所属しましたが、彼らの生態は理解できなかったです。
ただし、彼らのことを愛しいと思うようになりました。
彼らとともに過ごすことに心地よさを感じていました。
正直こう思ったのは引退前後のこと。
遅すぎますね。あと1年ほしかったです。
どこか遠くから見ている私のことを仲間と認めてくれた映研、同期に感謝致します。
気づけば私も映研部員の生態の一つなんですよね。
最初にあんな目的を話しましたが、もちろん、映画を創りたいという夢も果たせました。
映画制作に参加できたこと、一生忘れないです。
幸運なことに、引退はしましたが撮影に誘ってくれる方もいます。
めちゃくちゃ嬉しいです。
やっと好きになれた映研、もう少し一緒に過ごせそうです。
最後に、
役職ついときゃよかった。
今更なんですが、こう思います。
繋がりも強くなりますし、もっともっと映研生活が楽しくなると思うんです。
そりゃ面倒なことが増えるのは事実ですが、だからこそ、やる価値があります。
この価値に気付かずに引退するのはもったいない。
これだけ、後輩たちに伝えておきます。
では、これからもしれっと上映会行きますよ〜。
さようなら。
化学生命工学部 3回生 葛城 美月