はじめに
皆さん、こんにちは。お久しぶりです。
関西大学映画研究部3年の大矢です!
新学期がスタートしてから早一ヶ月。
いつの間にやら大学三年生になっていて、
正直、全く実感が湧かないのですが、
新一年生の入部といい、映画研究部も新たな風が吹いてきました!
ところで、なぜ今回、僕がブログを書いているのかというと、
みなさんにある上映イベントを知っていただきたいから!
それは、
午前十時の映画祭!
映画が好きな人なら一度は聞いたことがあるかもしれませんが、
これは名作映画を一年かけてリバイバルする試み。
2010年にスタートし、これまで数百本の作品を上映してきたそうですが、
残念ながら今年で終わってしまうことが決定してしまいました。
しかし、この映画祭、なんと学生の鑑賞料金が500円なんです!!
普通の映画館では大学生料金が1500円、
お得なファーストデイでも1000円なので、これは本当に格安!
今では中々映画館では観ることの出来ない名作の上映ですし、
是非、みなさんにも参加してほしい。
というわけで、そのスゴさをお伝えするために、
自ら足しげく通うことにしました。
目標はズバリ全作品制覇!!
それに合わせて、まずはルールを作ることにしました!
ジャジャン!
まぁ、最後は既に達成出来ていない気がしますが、
気を取り直していきましょう!笑
今回の作品
それでは、まず、一本目!
『未知との遭遇 特別編』
本作は言わずとしれたスピルバーグの名作。
宇宙人という存在を友好的に描いたことや、
キャッチーな劇中楽曲などが有名なSF映画の名作です!
あらすじ
突如、街に出現したUFO。UFOを追い求めるうちに家族や周囲から孤立していく主人公。
息子を誘拐され、UFOを探すシングルマザー。
「未知との遭遇」に翻弄される人々のもとに、ついに彼らは降り立った...。
見どころ
宇宙船と交信するシーンが最も有名な本作。
しかし、そこに至るまでが中々ヤバイ。
序盤、UFOを目撃した主人公。
彼は謎の光を浴びておかしくなるんですが、そこからの行動が本当にヤバイ。
色々な物で山の形を作っては壊し、作っては壊しを繰り返し、
しまいには家の庭から土やら草を持ってきて、部屋の中に作り出す始末...。笑
これ可愛い子供たちが登場するから、何とか観てられるんですが、
彼らがいなかったら本当にただのサイコホラーですよ。
(同様に宇宙船と遭遇した未亡人は、キャンバスにひたすら山の絵を書き殴ります。笑)
あと、どうでもいいんですが、主演のリチャード・ドレイファスさんって、
どことなく『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ジュラシック・ワールド』のクリス・プラットさんに似てません?
もし、現代版リメイクが作られたら、主演は彼で間違いないでしょう。(笑)
ちなみに劇中、謎のおじさんが出てくるのですが、「誰やこれ?!」と思っていると、
フランス映画の巨匠・フランソワ・トリュフォーさんでした。(写真中央)
なんだこの映画。笑
解説
本作を観て思ったことは、たくさんあるのですが、
なにより思ったのは、この作品は監督の人生そのものなのではないか?ということ。
そもそも本作の発端が、監督自身が幼少期に体験した不思議な出来事に起因していて、
冒頭部分、家族でUFOを探しにいくシーンはほとんど実話なんだそうですが、
他者に理解されず苦悩する主人公の姿は、
見事にユダヤ人・失読症という理由でいじめられたという彼自身にも通じます。
また、社会からいかなる反発に合おうと自分の信念を貫き通す姿は、
ファンタジーやSFを撮り続ける監督自身が投影されているように思いました。
実録・未知との遭遇
余談ですが、今回鑑賞した際、映画がスタートしたタイミングで、
ドンドンという音が鳴り出しまして...。
何かと思ったら、超重そうなキャリーバッグを持ったおばあさんが、
場内の階段を上がるごとに地面にキャリーバッグを叩きつけて登ってきていました...。
席に向かうときには割と大きな声で「すいません。前、通ります」って言うし、
昔の映画館では珍しい光景ではなかったのかもしれませんが、
現代人の僕からすると、それこそ、これが『未知との遭遇』でした...。
今回の小道具
twitterで呟く画像用に作った映画に関する小道具を紹介するコーナー。
というわけで、今回は劇中、宇宙船との遭遇でおかしくなってしまった女性
が描いていた「例の絵」を参考に作ってみました。
『未知との遭遇』観ました。
— tetsu (@tetsulikemovies) April 6, 2019
感想をまとめるとこんな感じです。 pic.twitter.com/cg3gSJYOJ7
おわりに
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
というわけで、次回は『E.T』について投稿予定!
果たして、飽き性な筆者が本当に投稿することができるのか?
いつ、更新するのか?今後も、どうぞお楽しみに~!!