関大映研のブログ

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KFC Diary

Filmmaking is our Blood

『ボヘミアン・ラプソディ』の試写会に行ってきました!

どうも映画研究部2回の大矢です。

今回は来るべき10月30日。同じく映研2回の中島と映画『ボヘミアン・ラプソディ』の試写会に行ってきたので、その感想を書いていきたいと思います!

 

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http://www.foxmovies-jp.com/bohemianrhapsody/より拝借

 

映画『ボヘミアン・ラプソディ』とは

本作は伝説的ロックバンド”クイーン”とそのボーカル"フレディ・マーキュリー"さんの活躍を波乱万丈に描いた作品。

誰しも聞いたことのある多くの名曲と、ロックに生きた男たちの栄光と挫折に涙する感動の音楽伝記映画です。

実は製作の過程で主役が二転三転と変更になったり、監督が現場をボイコットしたりと紆余曲折があったそうですが、企画が明らかになって約8年ついに公開されることになりました。

 

詳しい経緯は僕の敬愛するこれらのサイトに書いてあります↓

www.ciamovienews.com

www.cinematoday.jp

 

いざ、映画館へ。

というわけで、今回は初めてイオンシネマ茨木に行くことに...。

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滲み出る一昔前の近未来感。笑

うぉー!!

僕の近隣にはイオンシネマがないので、こんな場所だったのかという驚き...。

古くて新しいというべきか?

ユニバのオープン当初からあるアトラクションのような何とも言えないPOPな色合いが、今見ると逆に斬新でした!笑

cinema.aeoncinema.com

 

というわけで、受付で試写状とチケットを交換してもらい、準備は万端!

この頃の時間は16:00過ぎ。

しかし、上映は18:30~

ありゃりゃ、気持ちが走りすぎて上映まで2時間半空いてしまいました。失敬、失敬。

というわけで、とりあえず、イオンモールにあるフードコートで腹ごしらえをすることに...。

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思いのほか、綺麗で大きかったフードコート

自分は朝ごはんと昼ごはんをあまり食べておらず、お腹が空いていたので「リンガーハット」で「まぜ辛めん」の大盛りを食べることにしました!

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リンガーハット」の「まぜ辛めん」

まぜ"辛"と言いつつも、辛いソースは、あとがけだったので、そこまで辛くなく、そぼろのようなお肉が空腹にぴったりな満腹飯でした!いや~、本当に美味しかった、美味しかった!!

おっと、気づいたら、ただの食レポになってしまった。笑

www.ringerhut.jp

 

と、そんなこんなで、時間をつぶしているといい感じに上映時間30分前になったので、映画館に戻ることに...。

「そろそろ、開場かな~」と思っていると、なんと入場口の横に『レディ・プレイヤー・ワン』でも登場したATARIの『PONG!』が…!

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これはテンション上がるでしょ...。

「なぜ、ここに?!」と思いつつ、火が点いてしまった僕は「これはやるしかねぇ...」と1ゲーム100円でプレイすることになったのですが、結果は10:5で負けでした。笑

おっと、どうでもいいことを書きすぎました。この後はしっかり、映画の感想書きます。

いざ、入場口へ!

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やはり入場口にも時代を感じる

 

ボヘミアン・ラプソディ』感想

てなわけで、鑑賞することになった本編。物語は予告編のイメージとはかけ離れた意外なOPから始まります。

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予告編より

まるで死の直前、死刑台へと向かう囚人のように荷物を整理し、一人で”あるライブ”へと向かうフレディ・マーキュリーさん。その姿は、死刑台へ向かう男の心情を歌ったと言われる表題曲『ボヘミアン・ラプソディ』とも重なります。

このシーン、観賞後に改めて考えると"孤独"という本作のテーマの一つを見事に表現した名場面で、終盤にも再登場する重要なシーンなのですが、OPと終盤では”ある違い”があります。

それは本編を見てのお楽しみですが、終盤になるにつれ、作品のテーマが少しづつ変容していくところ、そして、それに則してそのシーンがどう変わったのかにも注目していただきたいですね。

 

ところで本作。予告編ではさも”クイーン”や”フレディ・マーキュリー”さんの楽しそうな姿が登場しますが、本作で描かれるのはそれだけではありません。むしろ、しっかりと苦悩や挫折を描いているのが素晴らしいところ。

LGBTQ問題が重要視されている今だからこそ描くべき"バイセクシュアル"としてのフレディ・マーキュリーさんの姿や、スターならではの孤独、そして、エンターテイナーとしての重圧などなど、

本作は同じく20世紀FOXが製作し、大ヒットを記録した『グレイテスト・ショーマン』の後釜を狙っているという噂も聞きますが、そこにはなかった説得力が確かにありました。

 

そして、なんといってもクライマックス圧巻の21分。

正直、正統派な伝記映画として名曲の数々が手際よく使われていく序盤には、少し物足りなさを感じていたのですが、それも全て"大いなる前振り"だったのではないかと思えるほどの素晴しいラスト。

苦悩や困難をしっかり描いたからこそ盛り上がる最高の展開には、涙が止まりませんでした...。

 

映画というものは、「たとえ粗削りでも伝えたいメッセージや最高の瞬間があり、人の心を揺れ動かすことができれば名作」という価値観を持っている筆者ですが、この映画を観ると、それはフレディ・マーキュリーさんの人生にも重なるように感じました。

エンターテイナーとして生き、エンターテイナーとして悩み、エンターテイナーとして死ぬ。

そんな彼の姿は、今の私たちが観ても心に響くはず。

 

映画館であまり映画を観ない人にこそ、

今年最後、ぜひ観に行ってほしい新たなる音楽映画の大傑作。

 

もし、余裕のある方は音響が素晴らしいお近くのIMAXシアターDolby-ATOMOS対応劇場での鑑賞をオススメします!!

 

関大生には、こちらの2劇場がオススメ!!

IMAX対応

109cinemas.net

Dolby-ATOMOS対応

hlo.tohotheater.jp