関大映研のブログ

ようこそ関西大学映画研究部のブログへ

映画はエゴだ。<『風と共に去りぬ』研究報告>

はじめに

どうも、こんにちは。

映画研究部3年の大矢です。

長い休止期間を経て、何とか三日坊主は免れることができました。(←もうちょっとで二日坊主になるところだったけどね。笑)

というわけで、今回もはりきって行きましょう‼

 

今回の作品

風と共に去りぬ

監督:ヴィクター・フレミング

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出典:https://eiga.com/movie/43329/gallery/2/

あらすじ

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出典:https://www.imdb.com/title/tt0031381/mediaviewer/rm1488493825

舞台は奴隷制が残る1860年代のアメリカ南部・ジョージア州

上流階級の女性”スカーレット・オハラ”の運命的な恋模様と、

戦争に翻弄される彼女の波乱万丈な十数年間を描く一大巨編。

 

みどころ

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出典:https://www.imdb.com/title/tt0031381/mediaviewer/rm2596407808

本作は何と二部構成による4時間弱という長尺映画!

しかし、魅力的なキャラクター、テンポの良い物語、美しい映像で全く長さを感じないのがスゴイ。

とりわけ注目すべきなのは、その映像美!

今でも色あせない大自然の風景や、豪華な町のセットはとにかく圧巻です。

ちなみに、第一部の後半で登場するアトランタ市のシーンはほとんどがセットだそうで、火事のシーンも実際に燃やして撮影したのだとか。(ハリウッド映画恐るべし...。)

また、クライマックスに至るまで意外な展開が続く物語のおかげで、全く飽きないどころか、第一部が終了した瞬間、第二部が観たくなる作品でした。

 

解説

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出典:https://www.imdb.com/title/tt0031381/mediaviewer/rm599919104

そして、特に印象的だったのは、首尾一貫している「エゴイスティックなヒロイン像」

自分勝手でわがままな主人公が描写されるOPを観て、「ヒロインが4時間をかけて成長していく物語なのかな~」と思っていると、不思議なことに1時間、2時間と物語が展開しても全く彼女のスタンスが変わらない。

今の映画だったら、自己中心的な主人公が少しずつ変わることで成長していくという物語を描きがちなんですが本作は展開が逆。周りに惑わされず、最後の最後まで自分を貫く主人公は新鮮で、むしろ「深いなぁ~」とさえ思ってしまいます。

突き詰めれば、人間の本質って「エゴ」であることは間違いないわけです。

この世で生きていくためには時に他者を蹴落としてでも、自分を守らなければならないことがあるかもしれませんし、生存本能として自分が好きでなければ、1時間とこの世界で生き残ることは不可能でしょう。

そんな人間の、一見、醜悪で目を背けたい部分を全肯定してしまうようなヒロインの姿には、綺麗事で終わらない説得力と、誰しもが持つ「エゴイスティックな面」を救ってくれるような気持ちさえ抱きました。

 

『ブラック・クランズマン』での本作

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出典:https://eiga.com/movie/89045/photo/

実はこの作品、昨今、スパイク・リー監督の作品『ブラック・クランズマン』のオープニングで使用されたのが印象的でもありました。

しかし、その理由は本作に「黒人差別を肯定しているような描写」があったから。

『ブラック・クランズマン』という作品は、これまで黒人問題を描いてきた監督が、白人至上主義団体「KKKクー・クラックス・クラン」に潜入した実在の黒人警官を主役にした作品であり、劇中には、これまでの古典映画に対する批判が盛り込まれています。

その中で本作が登場するわけですが、確かに黒人の扱いに関する描写は、今見ればかなり違和感を感じるものと言えます。

あくまで「白人主体」として作られた本作は、黒人を奴隷として扱っている描写が随所に挟まれていますし、それに関して否定するような描かれ方もしていない。

本作の良いところとして、先ほどヒロイン・オハラが「エゴイスティック」な姿勢を貫いていることと書きましたが、一方で本作における作り手の「傲慢さ」が、現代の視点では批判的な捉え方をされているというのは、なんとも皮肉な部分ですね。

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出典:https://www.imdb.com/title/tt0031381/mediaviewer/rm247597568

今回の小道具

本編鑑賞直後から、無性に赤土に登場する赤土が欲しくなったものの、中々売っておらず、ダイソーで買った二つの香辛料を混ぜて作りました。自己満足の極みです。余談ですが第4回目にして、初めて公式アカウントにリツイートされたのが、そこそこ嬉しかったです。(笑)

 

おわりに

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

やっとのことで、第4回。笑

ここが一番、気を抜きやすいタイミングなので、これからも投稿できるよう踏ん張っていきたいと思います。どうぞ、次回もお楽しみに~!

映画は娯楽だ。<『JAWS/ジョーズ』研究報告>

はじめに

どうも、お久しぶりです。

大映研三年の大矢です。

前回の投稿から約2か月が経ってしまうという大失態。

第一回目の時に「1週間以内にブログに更新する」と書いていたのが、まるで嘘のように放ったらかしていました。待っていた人、本当にすいません。

(たぶん、いないと思う。笑)

というわけで、いまや、夏休みが到来した筆者。この機に乗じて、今後は全力で更新していきたいと思います。どうぞ、引き続き、よろしくお願いいたします。

 

今回は言わずと知れたサメ映画『JAWS/ジョーズ』の感想となります。

 

今回の作品

JAWS/ジョーズ

監督:スティーヴン・スピルバーグ

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出典:https://eiga.com/movie/45574/photo/

(どうでもいいけど、JAWSは顎って意味らしいです。へぇー。)

 

あらすじ

舞台は田舎町・アミティ。浜辺に現れた"それ"は一人の女性を喰らい、深い海の底へと消えていった。穏やかな町に訪れた緊急事態に即時の海岸閉鎖を要求する警察署長・ブロディ。しかし、重要な収入源となる浜辺を閉鎖することは出来ないと渋る市長・ボーンの手によって海岸閉鎖は中止、ブロディの必死の嘆願も虚しく、さらなる悪夢が観光客を襲うのであった...。

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出典:https://www.imdb.com/title/tt0073195/mediaviewer/rm3059331072

 

みどころ

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出典:https://www.imdb.com/title/tt0073195/mediaviewer/rm4243207936

何より衝撃的だったのがストーリーの秀逸さ

あらすじの時点で「あれ、こんな話?」と思っている方もいるかもしれませんが、それもそのはず、本作で描かれるのは、まさかまさかの人間ドラマ

正直、サメ映画と聞いたら「どうせパニック映画だろ」と思っていた自分としては、あまりのストーリーの質に驚きました。(←ド偏見ですいません。)

あらすじからも何となく分かる通り、実はこの物語、主人公・ブロディが”良心”と”保身”との間で板挟みになる苦悩が強調して描かれてるのが印象的です。

良心とは、警察署長、もしくは一人の人間として「人命救助を優先すること」、しかし、一方で、養うべき家族を持つ彼にとっては「現在の組織での地位を守ること」も、とても重要な問題。そんな葛藤で揺れ動き、主人公は時に理不尽な仕打ちも受けてしまいます。

主人公に感情移入をしている観客側としては自然とフラストレーションが溜まっていく中々辛い展開。しかし、後半にはサメと人間たちとの対決シーンが残っており、このフラストレーションが見事に消化されていく構成には唸らされました。

 

解説

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出典:https://www.imdb.com/title/tt0073195/mediaviewer/rm3119134464

 午前十時の映画祭では『未知との遭遇』『E.T.』と続き、今回が三本目のスピルバーグ作品でした。前述の二作品と比べると、宇宙が関係していないことや、比較的初期に作られた作品であることから共通点は少ないようにも感じますが、三作品に通ずるテーマとして「魅力的な子役」が登場すること、そして、何より「信念を曲げない主人公」が描かれているのは興味深い点と言えるでしょう。

未知との遭遇』『E.T.』同様、周囲の圧力にさらされながらも、自分が正しいと思うことにはまっすぐな主人公。本作でも「良心」と「保身」の選択に迫られた主人公でしたが、あくまで「人を守りたい」という「良心」の心は一貫していました。

ところで、以前、スピルバーグ監督は映画に自分の人生を投影していると書きましたが、それと同様、本作では彼の「信念を曲げない姿」が反映されていたのではないのでしょうか。

今でこそ名作として語る継がれる本作ですが、当時はかなり製作が難航していたとか。

理由は原作小説から脚本を大幅に変えたために作者から非難をくらったことや、撮影中止が取り沙汰されるほどに制作費が膨れあがったことなどと言われています。

しかし、若干27歳だった彼が最後の最後まで自分の信念を曲げず、製作を続けたことは何より偉大なこと。よくよく考えると、そんな彼の姿勢自体が無意識の内に作品の登場人物に重ね合わせられていたようにも感じました。

 

「映画は娯楽だ。自分が楽しむと同時にお客さんを楽します。」

 

公開当時のパンフレットには、そんな監督の映画作りの姿勢がこのように書かれていました。

 

 

サメ映画学会

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今回配布された「サメ映画学会」特製ワッペンと『シャークネード』特製シール

ところで今回の上映の際、神戸にある元町映画館さんではサメ映画をテーマにした映画上映企画「ハイテンション映画祭」が行われており、それに合わせたイベント「サメ映画学会」というものが開催‼

興味をもった映画研究部員・3年の山中くんと2年の鈴木くんと共に、僕も参加してきました!

サメ映画に知識のある良識人である中野ダンキチさんという方と、サメ映画ルーキーさんという方が、サメ映画を様々な切り取り方で紹介するというイベントだったのですが、これが滅法面白い。笑

サメ映画の歴史からサメ映画におけるサメの鳴き声研究、はたまた衝撃の問題作『デビルシャーク』に侵された人々の話題からAmazonPrimeVideoで見れるサメ映画の紹介、そして、最新サメ映画情報と、あまりに濃すぎる内容に脳内がサメ映画一色になってしまいましたね...。笑

ちなみに、そのノリで今回の『ジョーズ』鑑賞後、自宅でB級サメ映画『シャークネード』を観ることになったわけですが、これがまさかのジョーズ』オマージュに溢れてた傑作で、かなり感動したということもお伝えしておきます。笑

 

今回の小道具

「折角なら、サメの模型がほしいなぁ~」と思い、つい東急ハンズで衝動買いしてしまいました。もちろん、種類は本作に登場した”イタチザメ”。いや、それにしても、案外、可愛いもんですね。

 

 

おわりに

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

というわけで、今回も何とか書ききることが出来ました。

しかし、三日坊主という言葉があるように、

果たしてこの先も続くのかは未定。

できれば、やりがいがほしいので、コメントなども絶賛募集中です!

それでは、また、お会いしましょう。

さよなら、さよなら、さ(ry

 

映画は空想だ。<『E.T.』研究報告>

はじめに

どうも、こんにちは。

意外と早く帰ってきました。

またしても、映画研究部3年の大矢です。

 

今回は前回に引き続き、午前10時の映画祭の感想を書くブログ第2弾でございます。

 

果たしてこの調子で書き進めることが出来るのか。

まぁ、それは気にせず、今回もいってみましょう!

 

今回の作品

というわけで、第2回はE.T.です!

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出典:https://eiga.com/movie/42364//

※余談ですが、ポスターのように指を合わせるシーンは本編にはありません。(衝撃)

 

あらすじ

地球で迷子になった宇宙人、通称「E.T.

偶然、出会った心優しい少年・エリオットの助けで、種族を越えた友情が芽生えるが...。

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出典:https://www.imdb.com/title/tt0083866/mediaviewer/rm1586075904

 

見どころ

中学生だった頃、一度授業で観た覚えのあった『E.T.

英語の授業なのに、なぜかVHSが吹替版しかなく(一体何の授業だ。笑)、ブラウン管テレビにかじりついて興奮した記憶があります。

数年が経ち、今回、改めて驚いたのは

「E.T」の顔がCGじゃないこと!!

それも、そのはず、当時観たのはE.T. 20周年アニバーサリー特別版』だったらしく、今回、上映されたのは、当時劇場で公開されたオリジナル版『E.T.だったようです。

 

その頃と言えば、反抗期真っ盛りでしたから、ヤンチャな友達がずっとE.T.のセリフE.T.オウチ、デンワ」をネタにして連呼していましたがw、今回、字幕版で改めて見るとE.T.E.T. phone house」 と、かなりカッコいい発音で言っていて、ちょっと泣きそうになりました。

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出典:https://www.imdb.com/title/tt0083866/mediaviewer/rm1482857984

あと、やっぱりジョンウィリアムズさんの音楽はホント反則ですよね。

ただでさえ、無邪気に頑張る子供の姿を見ると泣きそうになる体質なのに、そんなタイミングであの音楽流すのはズルいよ、、、。

デー↑デー↑デレデレデーデー↑♬ デー↑デー↑デレデレデーデェー↑♪

あ、だめだ、メロディ思い出すだけで...泣

 

解説

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出典:https://www.imdb.com/title/tt0083866/mediaviewer/rm1602853120

前回の『未知との遭遇』と同じくスピルバーグ作品ということで、相違点を探すのも楽しいですね。

宇宙船がやってきて少年たちがみつけるOP、まばゆい宇宙船のヴィジュアルなど類似点も多い本作ですが、主人公に対する周囲の変化は全く異なっていまし

例えば『未知...』では、宇宙人を信じる主人公から家族は離れていきましたが、『E.T.』ではむしろ結束する。
もちろん、主人公が「子供」であることや、実物として彼らが「宇宙人の存在」を確認できたという大きな違いがあるものの、ある意味では『未知...』のアンチテーゼのようにも感じました...。
 
ところで、スピルバーグ監督の青年期のエピソードとして、ユニバーサルスタジオに潜入したお話があります。
カリフォルニアのユニバーサルスタジオのバスツアーに参加したスピルバーグ青年は、トイレに隠れ、バスがいなくなるのを見計って、スタジオをウロチョロ。それがきっかけで職員の方と仲良くなり、いつしか名監督として登りつめたのだとか。
 
夢を信じ続けたスピルバーグ監督を思うと、本作屈指の名場面「自転車が空を飛ぶシーン」は彼の人生が報われた瞬間のようにも見えますね。
 
また、小さい頃に両親が離婚したという監督の経験は、シングルマザーの母親という設定で繋がっていると思いますが、何より、クライマックスの自転車とパトカーのカーチェイスが良かったですね。
大人から子供が逃げるという構図自体が、「汚れた大人の心」ではなく「純粋な子供の心」を持ち続けたいというスピルバーグ監督の心の投影にも思えてきて...。とても爽快なシーンでした。
 
映画は空想。
本作はまさにそんな言葉が当てはまる作品です。しかし、辛い現実や厳しい体験があるからこそ、映画の中では、あえて空想を描くべきなのかもしれません。
 

USJの『E.T』

余談ですが、『E.T.』と言えば、やはりユニバのアトラクションを思い出さずにはいられません。E.T.の星を探検して救うアトラクションで、帰り際に自分の名前を呼んでくれたんですよね~。かなり好きだったのに、なんで、なくなったんだ、あれ。ほんとに復活してくれ...。(え!? もう10年も前なのか...!? 衝撃。)

www.j-cast.com

 

今回の小道具

 というわけで、今回はたまたまガシャポンで見つけた本作のフィギュア。一番欲しかったシーンが当たりました。

 

おわりに

今回も何とか書き終わりました。

次回はスピルバーグ監督特集の第3弾『JAWS/ジョーズ』、最近、映画研究部の中でも密かなサメ映画ブームが起きているということで、そこら辺についても書けたらいいなぁ~とは思っています。はたして、その予定は遂行されるのか、本当に更新されるのか。次回もお楽しみに~!!

映画は人生だ。<『未知との遭遇 特別編』研究報告>

はじめに

皆さん、こんにちは。お久しぶりです。

関西大学映画研究部3年の大矢です!

 

新学期がスタートしてから早一ヶ月。

いつの間にやら大学三年生になっていて、

正直、全く実感が湧かないのですが、

新一年生の入部といい、映画研究部も新たな風が吹いてきました!

 

ところで、なぜ今回、僕がブログを書いているのかというと、

みなさんにある上映イベントを知っていただきたいから!

 

それは、

午前十時の映画祭!

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出典:https://twitter.com/asa10eiga/status/1100969213735231488

映画が好きな人なら一度は聞いたことがあるかもしれませんが、

これは名作映画を一年かけてリバイバルする試み。

2010年にスタートし、これまで数百本の作品を上映してきたそうですが、

残念ながら今年で終わってしまうことが決定してしまいました。

 

しかし、この映画祭、なんと学生の鑑賞料金が500円なんです!!

普通の映画館では大学生料金が1500円、

お得なファーストデイでも1000円なので、これは本当に格安!

今では中々映画館では観ることの出来ない名作の上映ですし、

是非、みなさんにも参加してほしい。

というわけで、そのスゴさをお伝えするために、

自ら足しげく通うことにしました。

 

目標はズバリ全作品制覇!!

それに合わせて、まずはルールを作ることにしました!

ジャジャン! 

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まぁ、最後は既に達成出来ていない気がしますが、

気を取り直していきましょう!笑

 

今回の作品

それでは、まず、一本目!

未知との遭遇 特別編』

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出典:https://eiga.com/movie/49880/gallery/2/

本作は言わずとしれたスピルバーグの名作。

宇宙人という存在を友好的に描いたことや、

キャッチーな劇中楽曲などが有名なSF映画の名作です!

 

あらすじ

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出典:https://www.imdb.com/title/tt0075860/mediaviewer/rm1560567040

突如、街に出現したUFO。UFOを追い求めるうちに家族や周囲から孤立していく主人公。

息子を誘拐され、UFOを探すシングルマザー。

未知との遭遇」に翻弄される人々のもとに、ついに彼らは降り立った...。

 

見どころ 

宇宙船と交信するシーンが最も有名な本作。

しかし、そこに至るまでが中々ヤバイ

序盤、UFOを目撃した主人公。

彼は謎の光を浴びておかしくなるんですが、そこからの行動が本当にヤバイ。

色々な物で山の形を作っては壊し、作っては壊しを繰り返し、

しまいには家の庭から土やら草を持ってきて、部屋の中に作り出す始末...。笑

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出典:https://www.imdb.com/title/tt0075860/mediaviewer/rm2237868032

これ可愛い子供たちが登場するから、何とか観てられるんですが、

彼らがいなかったら本当にただのサイコホラーですよ。

(同様に宇宙船と遭遇した未亡人は、キャンバスにひたすら山の絵を書き殴ります。笑)

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出典:https://www.imdb.com/title/tt0075860/mediaviewer/rm2584750592

あと、どうでもいいんですが、主演のリチャード・ドレイファスさんって、

どことなく『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ジュラシック・ワールド』のクリス・プラットさんに似てません?

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出典:https://www.imdb.com/name/nm0695435/mediaviewer/rm2656357888

もし、現代版リメイクが作られたら、主演は彼で間違いないでしょう。(笑)

 

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出典:https://www.imdb.com/title/tt0075860/mediaviewer/rm1176782848

ちなみに劇中、謎のおじさんが出てくるのですが、「誰やこれ?!」と思っていると、

フランス映画の巨匠・フランソワ・トリュフォーさんでした。(写真中央)

なんだこの映画。笑

 

解説

本作を観て思ったことは、たくさんあるのですが、

なにより思ったのは、この作品は監督の人生そのものなのではないか?ということ。

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出典:https://www.imdb.com/name/nm0000229/mediaviewer/rm1343166208

そもそも本作の発端が、監督自身が幼少期に体験した不思議な出来事に起因していて、

冒頭部分、家族でUFOを探しにいくシーンはほとんど実話なんだそうですが、

他者に理解されず苦悩する主人公の姿は、

見事にユダヤ人・失読症という理由でいじめられたという彼自身にも通じます。

また、社会からいかなる反発に合おうと自分の信念を貫き通す姿は、

ファンタジーやSFを撮り続ける監督自身が投影されているように思いました。

 

実録・未知との遭遇

余談ですが、今回鑑賞した際、映画がスタートしたタイミングで、

ドンドンという音が鳴り出しまして...。

何かと思ったら、超重そうなキャリーバッグを持ったおばあさんが、

場内の階段を上がるごとに地面にキャリーバッグを叩きつけて登ってきていました...。

席に向かうときには割と大きな声で「すいません。前、通ります」って言うし、

昔の映画館では珍しい光景ではなかったのかもしれませんが、

現代人の僕からすると、それこそ、これが未知との遭遇でした...。

 

今回の小道具

twitterで呟く画像用に作った映画に関する小道具を紹介するコーナー。

というわけで、今回は劇中、宇宙船との遭遇でおかしくなってしまった女性

が描いていた「例の絵」を参考に作ってみました。

 

おわりに

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

というわけで、次回は『E.T』について投稿予定!

果たして、飽き性な筆者が本当に投稿することができるのか?

いつ、更新するのか?今後も、どうぞお楽しみに~!!

完結編の前に振り返るMCU"10の名場面"<『アベンジャーズ/エンドゲーム』研究報告>

みなさん、おはようございます。

アベンジャーズ/エンドゲーム』の先の世界からやってきました。

映画研究部の3回生 大矢です!

そうです!そうなんです!先日、マラソン上映会に参加いたしまして、ついに、観てしまいました!『...エンドゲーム』‼


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もう、何を言ってしまっても、ネタバレになるので、詳しい説明は避けますが、もう、これは、映画史に残る事件です。

マジで「この時代に生きてて良かった!」と思える大傑作です。

というわけで、今回は『...エンドゲーム』を、より楽しむために過去作の名場面をピックアップしておきます。

 

※この後の動画を振り返っておくと、より本編を楽しめるはずです!しかし、シリーズ全作品鑑賞済みで、最新作をまっさらな気持ちでご覧になりたいMCUファンの方は観ないほうが良いかもしれません。

 

 

 

 

アイアンマン誕生シーン(『アイアンマン』より)

テロ組織に誘拐され、洞窟に閉じ込められた実業家トニー。彼は解放と引き換えに兵器開発を依頼され、同じくさらわれた医師・インセンと共に「アイアンマン」スーツを作り上げます。努力の末、スーツを装着し、無事、脱出したトニーでしたが、その最中、大きな犠牲を払ってしまいます...。このシーンがこの先、11年続くMCUユニバースにおいて最初のヒーロー誕生シーンだと思うと何とも感慨深いです。

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エレベーターでの戦い(『キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー』より)

ヒーロー映画として類を見ない「ポリティカル(政治的)アクションの傑作」とも言われている本作。アクション映画史に残る斬新なシーンがふんだんに盛り込まれているのですが、その中でも一際輝くのがこのシーン。秘密機関「S.H.I.E.L.D」に所属する主人公・キャプテンアメリカが内部の裏切りに気づき、彼らと対峙するのですが、それを身近なエレベーターという空間で描いてしまうのがすごい。空間の狭さはアクションの限界を作ってしまうように感じますが、このシーンではむしろ、エレベーターという空間だからこそできるアクションを突き詰めたと言えます。

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スター・ロードの口パクシーン(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』より)

本作を観た方が一気に引き寄せられたであろうOPの名シーン。スペースオペラなのに80-90年代の曲を歌う主人公・スターロードのおかしさに笑ってしまいながらも、そのメロディにはついノってしまいます。また、数分のシーンながらも、明るい主人公と本作のテイストを紹介するという意味で、本作を代表する秀逸な場面と言えます。

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ムジョルニア持ち上げ選手権(『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』より)

高潔な心を持った者のみが持ち上げられるというハンマー・ムジョルニア。本作ではパーティーで調子に乗ったアベンジャーズの面々が次々と持ち上げようとするのですが、全く歯が立たず。それが、のちのシーンの重要な伏線として機能しています。それにしても「あるヒーロー」がハンマーを持ち上げようとした時、ソーの顔に緊張が走っているような...。

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BIG3の決闘(『アベンジャーズ』より)

アベンジャーズの中で中心的キャラクターのアイアンマン、ソー、キャプテンアメリカ。意見衝突の末に戦うことになった彼らは...。ヒーローたちが団結する『アベンジャーズ』シリーズにおいて、実は重要な内部分裂シーン。この描写があるからこそ、ヒーローたちの共闘に心が弾むと言えます。

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トニーの自宅爆発シーン(『アイアンマン3』より)

物語の序盤、主人公トニーの家を知った敵組織が彼の家を襲う大迫力のシーン。とんでもない豪邸が数発のミサイルで崩れ去るのはフィクションならではの見所ですが、大富豪のトニー・スタークが全てを失う展開を映像的に表現した見事な1シーンです。

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ドクターストレンジの幽体離脱(『ドクター・ストレンジ』より)

このシーンもとても印象的なシーン。独創的な映像表現が見どころの本作でハイライトといえる名シーンです。

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アイアイマンvsロキ(『アベンジャーズ』より)

アイアンマンとソーの弟・ロキが直接対決を繰り広げるクロスオーバー作品ならではの名シーン。特に終盤、アイアンマンがスーツを装着するシーンに注目です。

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トニーの見た幻影(『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』より)

スカーレットウィッチとの戦いでアイアンマンことトニー・スタークが見せられた幻影のシーン。アイアンマンを恨む彼女が、彼を苦しめるために見せた嘘の映像だったはずが、今、改めて見ると少し違った印象を受けるかもしれません。

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アベンジャーズ大集合シーン(『アベンジャーズ』より)

そして、やっぱりアベンジャーズといえば、このシーン!テーマソングと共に映し出されるそれぞれのキャラクター。ヒーローが集結して戦うお祭り映画として、このシーンを超えるシーンはないはずです。

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どうでしたか、というわけで紹介してきましたMCUの名シーン。正直、今回紹介したのはわずか10シーンですが、このシーンを覚えておくと、『...エンドゲーム』を、より楽しめるはず!!

 

そして、改めて言っておきますが、『...エンドゲーム』は、もう冗談抜きで、3000回観たくなる大傑作です!

 

www.youtube.com

というか、こんなにも尊い俳優たちが揃った作品が面白くない訳がない!

 

もう、とやかやいってる場合ではありません。ネタバレを聞く前に、とにかく早く観に行ってください!そこにはかつてない驚きの旅が待っているはず!

もう、『...エンドゲーム』は始まっているのです!! 

それでは、またお会いしましょう!!

 

 

Whatever it takes!!

 

 

 P.S

今回、参加したマラソン上映会の様子がweb版関西ウォーカーさんに取り上げられています。映画研究部から参加した大矢、中島、清武、3人の写真も掲載されていますので、よければお探しください。

www.walkerplus.com